角打ちの流れは、ふつうの居酒屋と少し違います。席に着いてメニューを開く前に、酒をどこで選び、どこで払うのかが店ごとに決まっているからです。このサイトは東京の角打ち26店を公式情報で整理しており、この記事ではその中から、入店から会計までの一般的な流れと、店によって分かれる部分を説明します。ここに書くのは公式サイトや公的な紹介ページで確かめられた事実で、実際の手順は店の人の案内を優先してください。
入店から会計までの6つの手順
手順1:飲める時間と曜日を先に確かめる
角打ちで最も多い行き違いは、「売り場は開いているのに飲めない」というものです。つきや酒店は売り場が火〜土の10時から21時ですが、角打ちは火〜金が15時から、土曜が13時からです。三益酒店は角打ちの日程が売り場と別に決まっており、水・木・金が16時から20時、土・日・祝が13時から18時で、月曜と火曜は休みです。出かける前に、角打ちの時間そのものを確かめます。
手順2:入店して、売り場と飲む場所を確かめる
酒屋併設の店では、入口は売り場と共通のことが多く、飲む場所は店の一角や奥にあります。藤田酒店は、店での過ごし方を書いた案内書きが用意されていると紹介されています。わからないときは、入口付近で店の人に声をかけて仕組みを聞くのが早い方法です。スタンディングルーム鈴傳は予約を受けず、来た順に案内する方式と公式サイトに書かれています。混んでいる日は待つ前提で動きます。
手順3:酒を選ぶ
多くの店では、棚やショーケースに並ぶ酒の中から選びます。織田島酒店はショーケースから好きな酒を選んで店内で飲む形です。今田商店は日本酒3種を飲み比べるセットを案内しています。裏旭屋は、報道によれば、レジで1,000円を5枚のコインに替え、自販機にコインを入れると1枚につき30ccが出る仕組みで、銘柄によっては1コインの量が違います。同じ「角打ち」でも、選び方は大きく異なります。
手順4:つまみを頼む
つまみの出し方も店ごとに違います。岩田屋商店は店の手作り料理をつまみにできると説明されています。織田島酒店では、乾物を炙る、缶詰を温める、熱燗にするといった頼み方もできます。一方、伊勢五本店 中目黒店の公式ブログでは、試飲会の日にはおつまみの提供がないと案内されていました。料理を目当てに行くなら、当日の案内を確かめておくと安心です。料理が出る店は条件ページにまとめています。
手順5:支払う
支払いのタイミングは、先払い・後払い・コイン式などに分かれます。織田島酒店の飲食部門はキャッシュオンデリバリー、つまり先払いが基本で、領収書が必要なときは店員に伝えれば後払いにも対応するとされています。PayPayが使えることも公式に書かれています。伊勢五本店 中目黒店は公式ブログで現金のみと案内されているため、現金を用意して行きます。支払い方法の記載がない店は多く、その場合は注文のときに聞くのが確実です。金額の細かな話は席料・抜栓料・現金のみの記事にまとめています。
手順6:ラストオーダーの前に切り上げる
角打ちは閉店が早い店が多く、ラストオーダーも閉店の30分から1時間前のことがあります。伊勢五本店 中目黒店は閉店が18時30分で、ラストオーダーは18時です。IMADEYA GINZAは閉店20時30分に対してラストオーダーが19時30分です。仕事帰りに行く人は、閉店時刻ではなくラストオーダーから逆算して動きます。夜遅くまで開く店は条件ページに8店あります。
初めてで手順が読めないときは
流れが読めない店では、無理に自分で判断せず、最初の一杯を頼むときに店の人へ一言添えるのが近道です。「初めてです」と伝えれば、注文の順番や支払いの時期を教えてもらいやすくなります。KAKUUCHI CAFE FUTABAのように、立ち飲みと着席の両方の席を用意している店では、どちらで飲むかを伝えると案内してもらえます。混雑する時間帯を避けて、開店直後の空いた時間に入るのも、手順を落ち着いて確かめる方法のひとつです。ほかの客が頼む様子を見て、順番をまねてみるのも手です。迷ったら遠慮せず、店の人に聞いてかまいません。
店によって違う部分をまとめると
- 飲める時間:売り場と別の店が多い
- 酒の選び方:棚やショーケース、飲み比べセット、コイン式など
- つまみ:手作り料理、乾物や缶詰、出さない日がある店
- 支払い:先払い、後払い、現金のみ、電子決済が使える店
時間の情報の探し方
角打ちの時間は、公式サイトのほか、SNSに載せる店もあります。藤田酒店は公式Instagramに「角打ち営業時間 月〜金 17時〜21時」と明記しています。独自のサイトがない店では、SNSの固定投稿や、自治体・観光協会の紹介ページが手がかりになります。
初めての人は、最初の一杯を頼むときに「会計はいつですか」と聞いておくと、その後の流れが読めます。ほかの客の邪魔にならない範囲で、店の人に気軽に聞いて構いません。20歳未満の飲酒は法律で禁止されており、年齢確認をする店もあります。