角打ちは「安く飲める」と思われがちですが、料金の決まり方は店ごとに違います。席に座った時間に応じて払う店はほとんどなく、飲んだ量、開けた瓶、頼んだつまみなど、店が決めた単位で会計が決まります。このサイトは東京の角打ち26店を公式情報で整理しており、この記事では、お金に関するルールのうち、公式サイトや公的な紹介ページに書かれていた事実だけを取り上げます。金額そのものは変わりやすいため、ここでは仕組みの違いを中心に説明します。
まず知っておきたい:記載がない=かからない、ではない
席料、お通し、持ち込みの可否、現金のみかどうかといった項目は、公式サイトに書かれていない店が多数あります。26店のうち、支払い方法の記載を公式で確認できた店は5店です。当サイトは、記載が見つからない項目を空欄にしています。空欄は「かからない」という意味ではなく、「確認できなかった」という意味です。初めて行く店では、最初の注文のときに会計の方法を聞くと安心です。
料金の決まり方は大きく4つ
- グラスやセットの単位:今田商店は日本酒3種の飲み比べセットを案内しています。ただし公式の料金表記が日本語と英語で別の金額になっていたため、当サイトは金額を載せていません。
- 抜栓料:五分利屋 本店は、店内で売っているクラフトビールを、1本あたり200円の抜栓料を払えば飲めると公式に案内しています。店の商品を開けて飲むための料金で、一般的な席料とは別のものです。
- コイン式:裏旭屋は、報道によれば、レジで1,000円を5枚のコインに替え、コイン1枚につき30ccが出る仕組みです。銘柄によっては1コインで10ccの高いタイプもあり、その場合は30ccに3枚が必要です。座席や時間ではなく、飲んだ量で料金が決まります。
- つまみの価格帯:角打ち神田小西はおつまみが450円均一の品を中心にしていると公式に案内され、スタンディングルーム鈴傳は日替わりの手作りつまみが500円からと書かれています。
量の違いに気をつける
同じ「一杯」でも、店によって量が違います。スタンディングルーム鈴傳の日本酒は、公式サイトで正味一合で出されると説明されています。コイン式の店では、1コインの量が銘柄で変わります。値段だけを並べて高い・安いを決めると、量の違いを見落としてしまいます。比べるなら、量とセットで確かめます。
席料とお通しは、まず確認する
席料やお通しは、居酒屋では席に着いた時点で決まる料金です。酒屋の角打ちでは店によって扱いが分かれ、当サイトが公式サイトで確かめた範囲でも、席料の有無を明記している店は少数です。たとえば織田島酒店は席料やお通しについて公式に記載がなく、初めてなら会計時に確認すると安心です。聞きにくければ、「席料はかかりますか」と一言添えるだけで十分です。持ち込みの可否も記載がない店が多いので、外から食べ物を持ち込みたい場合は、入る前に必ず聞いてください。
現金のみの店に備える
伊勢五本店 中目黒店は、公式ブログで支払いは現金のみと案内されています。一方、織田島酒店はPayPayが使えると公式に書かれています。店ごとに違うため、電子決済の前提で出かけると困る場面があります。特に次のような店では、現金を多めに持っていくと安心です。
- 支払い方法が公式に書かれていない店
- コイン式や、先払いが基本の店
- 閉店が早く、ラストオーダーまでの時間が短い店(慌てて財布を探さずに済みます)
支払い方法は、各店のページの「支払い」の項目で確認できます。ただし、確認できていない店が多いため、現金のみと書かれていない店がカードに対応しているとは限りません。
イベント日の料金は普段と別
伊勢五本店 中目黒店の公式ブログには、試飲会の日の飲み比べセットが1,000円で、その日はおつまみの提供がないことも書かれていました。これはイベント日の例で、普段の料金体系を示すものではありません。同じ店でも、イベントの日は料金や提供するものが変わります。岩田屋商店は公式サイトの新着欄で月ごとの営業予定を告知しており、イベントや短縮営業の日があるので、行く直前に見ておくと確実です。
会計で迷わないための3つの聞き方
- 「会計は先払いですか、あとでまとめてですか」
- 「席料やお通しはありますか」
- 「カードや電子決済は使えますか」
持ち帰りと買い足し
角打ちは、気に入った酒を買って帰れる点も特徴です。織田島酒店はボトルキープはできないものの、気に入った酒は持ち帰り用として買えると案内されています。いまでや 清澄白河は、角打ちコーナーを入口として、気に入った酒をアプリやオンラインストアで買い足す流れが説明されています。飲んだ分の会計と、買って帰る分の会計は別なので、帰りに買うつもりなら、会計のときにまとめて伝えると手間がありません。
この3つを最初の注文のときに聞けば、会計での驚きはほぼ避けられます。お酒は20歳になってから。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。