角打ちは、酒屋の売り場の延長にある小さな飲み場です。居酒屋のように広い席や個室があるわけではなく、店の人も売り場の仕事と並行して客を迎えています。そのため、守りたいマナーがいくつかあります。この記事では、東京の角打ち26店の公式情報で確かめられた事実を手がかりに、押さえておきたい5つの点を説明します。決まりの強さは店ごとに違うので、店の案内を優先してください。
1. 長居しない
角打ちは、混んでいれば後ろに待つ客がいる場所です。飲み終えたらさっと切り上げる使い方が、店にもほかの客にも負担がかかりません。スタンディングルーム鈴傳は立ち飲みで長居する店ではなく、一、二杯を目安に使うのが合っていると当サイトは整理しています。公式には予約を受けず、来た順に案内する方式と書かれているため、混む日は特に譲り合いが大切です。ラストオーダーの前に会計を済ませる心づもりでいると、店の片付けにも余裕が生まれます。
2. 一杯ずつ、自分のペースで味わう
角打ちの酒は、売り場から選ぶ一杯一杯が主役です。スタンディングルーム鈴傳の日本酒は正味一合で出されると公式に説明されており、量が多めの店もあります。何杯も続けて頼まず、一杯ずつ味わうのが基本です。急いで飲む、ほかの客に無理に勧める、といったことは避けます。飲み比べセットがある店は、少量ずつ試せるのでペースを整えやすくなります。今田商店が案内する日本酒3種の飲み比べセットが、その例です。水を頼める店では、酒の合間に水を挟むのも方法です。
3. 店の外で騒がない
角打ちの多くは、商店街や住宅街の中にあります。つきや酒店は住宅街寄りの商店街エリア、伊勢屋 BAR ISEYAは石川台希望ヶ丘商店街の中にあります。店の中で楽しんだあとの帰り道に、大声で話したり、店の前に長くたまったりすると、近隣の迷惑になります。立ち飲みの店では、店内が満員でも店の前で飲み続けるのはやめます。店の外に出たら、静かに駅へ向かいます。
4. 飲酒運転はしない
飲酒運転は法律で禁止されています。車だけでなく、自転車も同じです。スタンディングルーム鈴傳は、車を運転する客への酒の提供を禁止していると公式サイトに明記しています。角打ちに行くときは、徒歩か公共交通機関を使い、帰りの手段を先に決めておきます。織田島酒店は帰りのバスの最終が早めと紹介されており、時刻表を先に見ておきたい店です。最寄り駅から徒歩5分以内の店は条件ページに9店あります。
5. 20歳未満は飲めない
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。スタンディングルーム鈴傳は20歳未満には出さず、年齢確認をする場合があると明記しています。三益酒店は、20歳以上であることを確認できないと酒を売らない旨を公式に書いています。年齢確認を求められたら、気分を害さずに応じます。20歳未満の人を連れて行くのも控えます。
そのほかに気をつけたいこと
ここまでの5点のほかにも、小さな配慮が店の居心地を左右します。多くの角打ちは、店の人が売り場の仕事と兼ねて客に応じています。店が忙しそうなときに何度も呼び止めない、注文はまとめて伝える、といった心がけで、店の人の手間はかなり減ります。会話も、隣の客に聞こえる大きさに抑えます。
- 店のルールに従う:案内書きがある店は、それを読んでから動く(藤田酒店など)
- 持ち込みは先に聞く:可否が書かれていない店が多い
- ほかの客を撮らない:写真を撮るときは、店の人に断る
- ごみや空いたグラスは、店の案内に合わせて戻す
- 飲み過ぎたと感じたら、水を頼んで休み、無理をしない
角打ちの客層は、仕事帰りの人、近所の常連、初めて立ち寄る人と幅があります。三益酒店の公式サイトは、普段は一人で飲む人も、皆でにぎやかに交流しながら飲める場として使われていると紹介しています。にぎやかさの程度は店ごとに違うため、入ったときにほかの客の声の大きさを見て、それに合わせるのが無難です。蔵元が来店して客と直接話せる日もあり、そうした日は混み方も変わります。
グループで行く場合は、人数にも気を配ります。立ち飲みのスペースは狭い店が多く、大人数で入ると、ほかの客が入れなくなります。人数が多いときは、先に店の人に入れるか聞くか、少人数に分かれて入ります。角打ち神田小西のように貸切やパーティープランに対応する店もあり、予約は外部の予約サイトで受け付けています。写真を撮りたいときも、店の人に先に断ります。会計の方法も、複数人で行ったときは最初に聞いておくと、列を作らずに済みます。
マナーは、店と客の双方が気持ちよく過ごすための約束事です。細かな決まりは店によって違うので、初めての店では最初に一言聞いておくと安心です。初めての人は初めての角打ち・一人で入る前にも参考にしてください。